新卒で入社して、企業で一から育てるよりも、即戦力を欲している企業は多くあります。即戦力として力を発揮できる仕事が営業です。
新卒には無い経験で会話の引き出しが多い30歳以上の方々、それは、専門的な知識でなくてもいいのです。実際医師の中には薬の話を嫌がり、世間話を好んでされる医師もおられますし、会話の引き出しは「あそこの店の料理がおいしい」というような世間話程度のものでいいのです。
医師によって特徴や好みがそれぞれなので、それに臨機応変に対応できる人がより良いと思います。裏を返せば、医師にもいろんな方がいらっしゃるので、MR側もいろんなタイプの人がいても良いのでないでしょうか?ただ一点、人と話をするのが嫌いな方は向かない職業です。
医者の年齢は40~49歳が最も多く、この年齢の医者と話を進めて行くには、ある程度落ち着いた年齢の人が良いですから、30代以上の方も歓迎されます。診療所(家の近くなどにある小さな病院)になると50~59歳の医師が最も多いのです。
MR認定センターの調査結果は以下です。
多くの企業で新卒採用より中途採用によってMRを確保する傾向がみられた。特に外資企業やCSOは新卒者採用に比べ中途採用に大きく依存している。
即戦力となるMRが求められていることによる。
実際のMRの募集要項を見ると、営業経験が3年以上とかあります。中途採用のMRの前職は営業の方が多いですが、中にはサービス業の方もいます。医薬品の卸業者から製薬会社に入る方もいます。学歴も様々です。大卒でなければなりませんが、決して高学歴ではありません。実際、某一流メーカーのMRの方で、地元の人しか知らない地方の私立大学出身の方がいましたから。有名医薬品メーカーでも学歴よりも人間性を重視するようです。
良く目にする年収は実際よりも低く記載されているのではないかなと思います。MRは年収1000万円以上もらっている方も多いと思います。製薬会社ならばこの位の収入はあると思います。世間に知られていない大学出身でも年収1000万円超えは可能です。
またMRの場合は、給与以外に2000円から5000円の日当が出ます。日当は必要経費として給与とは別に入ります。独身であればこの日当だけで生活できるのではないでしょうか。日当は給与口座とは別口座に入りますので、この日当を奥様に内緒にしている人もいるとか。
製薬会社とは、医薬品の開発・製造を行っている企業です。食品メーカーや他の商品を扱っていて医薬品の研究・製造も行うメーカーは給与の基準が違うと聞いています。食品などの営業よりも医薬品の営業の方が年収が高いことから、食品なども販売している医薬品メーカーは基準が低いので必然とMRの年収も下がってしまうとのことです。