製薬業界の人気の企業
- 外資系
- 内資系
製薬業界には外資系と内資系とがありますが、人気のある製薬会社は内資系大手製薬会社です。やはり安定という部分で内資の方が人気なのでしょうか。内資系は辞職率も低いです。実際MRとして働いていて感じることは、外資系は中途採用のMRが多く、内資系の平均年齢は高いという事です。
2022年人気企業ランキング
人気企業ランキングの中から製薬会社について抜き出してみました。
- 中外製薬
- 大塚製薬
- 第一三共
- アステラス製薬
- エーザイ
マイナビと日本経済新聞は共同で、2023年卒学生対象の「マイナビ・日経2023年卒大学生就職企業ランキング」を実施
https://news.mynavi.jp/article/20220414-2321921/
- 武田薬品工業
- 大塚製薬
- 塩野義製薬
- ファイザー
- アステラス製薬
- 中外製薬
- 第一三共
参考 2022年DODA「転職人気企業ランキング」
外資系よりも内資の方が人気のようです。大塚製薬、アステラス製薬が人気で、外資系では中外製薬、ファイザーが人気です。ジェネリックでは沢井製薬の人気があります。
内資系製薬会社
武田薬品、大塚HD、アステラス製薬は日本の製薬会社で営業利益の1位の座を競っている企業です。国内最大大手、日本シェアNo.1は武田薬品です。
武田薬品は独自の流通網を持ち、開発よりも流通に強みがあるのに対し、第一三共はメバルチンの開発により開発力がある企業だというイメージです。実際、第一三共の研究開発費は、武田薬品に続き2位です。そしてアステラス製薬は流通網と開発能力のバランスの良い企業ですが、「セレコックス」「リピトール」の共同販売契約終了の影響があります。
製薬会社 | 研修開発費(億円) | 前年比 |
---|---|---|
武田薬品工業 | 5,261 | 15.4% |
第一三共 | 2,602 | 14.5% |
アステラス製薬 | 2,460 | 9.6% |
国内の製薬会社の海外売上ランキング
製薬会社 | 海外売上高(億円) | 前年比 |
---|---|---|
武田薬品工業 | 29,100 | 10.3% |
アステラス製薬 | 10,373 | 6.9% |
大塚HD | 8,511 | 11.6% |
アステラス製薬のイクスタンジが好調であり、武田薬品工業とアステラス製薬は売上の8割を海外で稼いでいるそうです。
国内製薬会社売上ランキング 2022年
製薬会社 | 売上高(百万) | 前年比 |
---|---|---|
武田薬品工業 | 3,690,000 | 3.4% |
大塚HD | 1,550,000 | 3.5% |
アステラス製薬 | 1,443,000 | 11.3% |
第一三共 | 1,150,000 | 10.1% |
中外製薬 | 1,150,000 | 15.0% |
エーザイ | 700,000 | 7.4% |
外資系製薬会社
内資系と比べ、外資系の製薬会社の方が就職・転職しやすい感覚です。実際、異職種より中途採用のMRは外資系が圧倒的に多いです。
多くの企業で新卒採用より中途採用によってMRを確保する傾向がみられた。特に外資企業やCSOは新卒者採用に比べ中途採用に大きく依存している。
即戦力となるMRが求められていることによる。
アストラゼネカは豊富な開発パイプラインを持ち、87の開発プロジェクトがあり、第III相以降の開発プロジェクト数は57です。サノフィはオンコロジーの他、希少疾患や免疫疾患の開発パイプラインもあります。
化粧品製造販売や食品製造販売などの企業
主に化粧品の製造 販売をしている資生堂や、主に食品の製造販売をしている味の素、主に繊維や建材を製造販売している旭化成なども医薬の研究を行い、MRという職種があります。
化粧品や食品などのMRの場合、給与の基準が他の製造販売の給与であるために、MRの給与は製薬会社のMRの給与に比べ低くなると聞いています。