春先より長期間アレルギー性鼻炎に悩ませる人に、アレジオンとアレグラ、ポララミンの効果や副作用の違いについて聞いてみた。
アレジオン | アレグラ | ポララミン | |
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飲みやすさ | 1日1回服用 | 1日2回服用 | 1日1~4回 |
効果 | アレグラより効果あり | 効果なし | 効果が強い |
効果継続時間 | 24時間効果あるとされている | 8~12時間 | 4~6時間 |
眠気 | 眠気なし | 眠気なし | 時折眠気あり |
その他副作用 | 副作用なし | 副作用なし | 他副作用なし |
アレジオンの方がアレグラより、やや効きが良いという感想である。添付文書の重要な基本的注意の箇所に眠気を催すことがある旨のないものは、2014年11月現在、ロラタジンとフェキソフェナジン(アレグラ)に限られているとのことである。
アレグラFXの「仕様上の注意」には眠気や運転に対する記述はない。
1983年以降に発売された抗ヒスタミン薬を第二世代抗ヒスタミン薬という。
大きな違いは作用の発現が早さと眠気などの副作用である。
第一世代抗ヒスタミン薬 | 商品名 |
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ジフェンヒドラミン | レスタミン、ドリエル |
クロルフェニラミン | ポララミン |
作用の発現が早く、素早い効果を期待する場合は有効であるが、中枢神経抑制作用による眠気や抗コリン作用による口渇があり、副作用として眠気が問題となる場合がある。
(副作用の出現には個人差がある。私の知り合いはポララミンでも眠くならないと話す)
第一世代抗ヒスタミン薬に比べ、中枢神経系の副作用、抗コリン作用が少ないために、眠気や口渇の副作用の出現が少ない。眠気の副作用の違いは、血管脳関門の透過性によるもので、第二世代はは血管脳関門の透過性が小さく、脳に入りにくい。
一般処方名 | 処方薬 | 市販薬 | 備考 |
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エピナスチン | アレジオン | アレジオン | ヒスタミンH1 受容体拮抗薬・肥満細胞安定化薬 |
ケトチフェン | ザジテン | ザジテンAL鼻炎カプセル | ヒスタミンH1 受容体拮抗薬・肥満細胞安定化薬 |
パブロン鼻炎カプセルZ | |||
コンタック600ファースト | |||
アゼラスチン | アゼプチン | ヒスタミンH1 受容体拮抗薬 | |
スカイナーAL錠 |
商品名→第2類医薬品】アレジオン20 6錠
一般処方名 | 処方薬 | 市販薬 | 備考 |
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フェキソフェナジン | アレグラ | アレグラFX | ヒスタミンH1受容体拮抗薬 |
ロラタジン | クラリチン | ヒスタミンH1受容体拮抗薬 | |
セチリジン | ジルテック | ヒスタミンH1 受容体拮抗薬 |
添付文書の重要な基本的注意の箇所に眠気を催すことがある旨のないものは、2014年11月現在、ロラタジンとフェキソフェナジン(アレグラ)に限られている。」
フェキソフェナジン